③体力が少なくなり、ストレスが高い=交感神経の働きが過剰になる=自律神経失調症
ストレスが高い状態が続くことで体力が消耗して少なくなると、自律神経系は危険な状態とみなして交感神経が過剰に働き、副交感神経は働きが低下します。
交感神経が過剰に働くことでエネルギーをどんどん使ってしまうのに、回復の神経である副交感神経は働きが弱まっているために体や脳は疲弊して自律神経が乱れてきます。
すると、自律神経が乱れていることで頭痛、めまい、耳鳴、不眠、動悸、疲労感、背中の痛み、首・肩こりや腰痛が治らない、イライラする、不安になるなどの自律神経失調症症状が出てきます。
自律神経失調症ではあるものの、体力がある方であればなんとか活動ができてしまうため(アドレナリン等で麻痺している)にまだ仕事や家、育児を頑張り更に疲弊して自律神経失調症の次の段階であるうつ状態に移行していきます。
この状態での休養のとり方は、ストレスオーバーであるためにストレスから避難することです。仕事・家事などを可能な限り減らすことです。休養を増やすために有給休暇をとる、出勤日数を減らす、学校を休むなどをしてストレスから離れましょう。
また、この状態では交感神経が過剰に興奮しているために神経を興奮させるものである、カフェインやお菓子などの砂糖入った食べ物をとらない。スマートフォンの使用を控えるなどもやりましょう。
自律神経失調症では多少は活動ができなくもないので、午前中からお昼過ぎまでに外で日光を浴びながらウォーキングをする、ラジオ体操第一をするなどの運動も有効です。
しかし過剰な運動=翌日に筋肉痛や疲労が起きる運動レベルでは、やっているときは気分が良くなりますがその後にかえって神経の興奮が起きてしまい体調が悪くなりますのでやりすぎにはご注意ください。