梅雨の健康対策②

梅雨にむくみやすい・やる気が出ないのはなぜか?

それは低気圧が続くことで日中の交感神経の働きが低下するからです。

交感神経はエネルギー代謝を上げ筋肉の程よい緊張させることで仕事や家事スポーツなどの活動しやすくします。体が活動しやすい状態になると自然とやる気がでてきて行動的になります。

梅雨では毎日のように天気が悪くて低気圧が停滞する状態が続いているため、本来は日中は交感神経が働くはずが副交感神経が働いてしまうため筋肉の緊張が緩んだり血液の流れが良くなるため、だるくなったり体が重くなったりします。

また、低気圧で空気の重さが軽いことで体の水分が手足に溜まりやすくなり、むくみやすくなります。体がむくむと体が重く感じるためになりよりやる気が出なくなるのです。

やる気がでない・むくみの対策

やる気がでない・むくみの対策は、交感神経が上がらないことが原因ですので体を動かすことです。

そこまで天気が悪くなければ日照不足対策の時と同様、ウォーキングをするなど30分から45分ぐらい動いていただくと交感神経が働いてきてその日1日は非常に動きやすくなります。

雨天で外に出れなければ、家事をしながらの運動が有効です。掃除機をかける、床をふく、窓をふくなどを30分ほどやれば家もキレイになり運動にもなります。

むくみ対策としてはカフェインが入ってない水分をとる、お風呂に入る、ストレッチやラジオ体操をすることも有効です。もしマッサージのやり方を習ったことがあるならば軽く手足のマッサージをするのもいいでしょう。

梅雨は熱中症になりやすい

梅雨は温度が夏よりは高くないのに熱中症になりやすいのは湿度が高いためです。

私たちの体が暑くて体温が上がると汗をかいて温度を下げようとします。汗腺から汗が出ることで体温が下がるのですが、湿度が高いと皮膚の表面に汗や水分が残りやすくなるために汗が蒸発しにくくなること。皮膚の表面の汗が汗腺にフタをしてしまい、次の汗が出にくくなることにより汗をかいても体温が下がりにくくなるため熱が体にこもってしまい熱中症になりやすくなるのです。

梅雨の熱中症対策は?

対策は室内ではエアコンの除湿・冷房などを使って温度・湿度を下げること。汗をかいたら速やかにタオルなどでふくこと。自宅に帰ったらシャワーを浴びて皮膚の表面の汗を流すこと。これらを行うことで汗が出てて蒸発しやすくなり体温が下がって体が楽になります。

また温度が高くなくても湿度が高いと体は熱くなくても頭や顔が熱い上気現象が起きやすくなるので、前述の対策をしながら顔や頭も扇風機などで良く冷やすようにしましょう。