
梅雨の健康対策
いよいよ梅雨の時期になりました。梅雨の特徴としては、なにかストレスが増したわけでもないに健康状態が悪化しやすくなることです。
例としては、体が疲れやすくなる、不眠になりがち、古傷が痛む、肩こり腰痛になりやすくなる、自律神経が乱れることで頭痛・めまい・耳鳴りなどが出やすくなる、喘息発作が出るなどが挙げられます。
なぜこのようなことが起きるのでしょうか?それは梅雨時期ならではの天気のストレスが上がるからです。私たちの体は自覚がなくても気象条件の影響を受けています。梅雨ではその影響が健康上悪い方向に向かうためなのですね。
梅雨はこのように体調を崩しやすい時期でありますが、普段の生活の中で少し行動を変えるだけでも体調悪化を防ぐことができます。また、うつ・自律神経失調症の方は梅雨時期の対策は必須ですので、是非このブログを参考にしてみてください。
梅雨の健康への影響
①日照不足による脳内セロトニンの低下=不眠または睡眠の質の低下
②低気圧が続くことにより、むくみやすい・やる気でない
③湿度が高いことで、のぼせやすい、熱中症気味に
では、一つずつ見ていきましょう。
①日照不足による脳内セロトニンの低下=不眠または睡眠の質の低下
時期の特徴として雨や曇りが続くことによる日照不足が挙げられます。
日照不足により日光を十分に浴びないと脳内のセロトニンの分泌が悪くなりセロトニン神経の働きが悪くなります。脳内セロトニンは複数の働きがあり、健康上影響が大きいのはセロトニンが足りなくなると不眠や睡眠の質が低下して疲れが取れなくなることです。
セロトニンは夜になるとメラトニンに変換されて深い眠りに誘うようになっています。つまり日照不足が続くことでセロトニン不足になり睡眠の質が下がって疲労がどんどん蓄積して体調が悪くなっていくのです。
日照不足対策は?
対策としては天気が極端に悪くない、曇りや弱い雨であれば傘とかをさして大体40分から50分ほど外を歩くことです。これを行うと脳内セロトニンが出てその日はよく眠れるようになりやすくなります。眠れる日が続けば体調も良くなっていきます。なお天気の良い日であればセロトニンは15分から20分歩くことで分泌されることになっています。
なぜ天気が悪いとそんなに時間がかかるかと言うと、これは日光の照射度によるものだからです。例を挙げると天気が良ければ10,000~15,000ルクス位の照射度があるに対して、天気が悪いと3000~5000ルクス位になるからですこのためセロトニンが反応する時間が2倍くらいかかるということですね。
会社通勤の方で電車通勤であれば移動で外に出て歩いていますので、通勤がそのまま日照不足対策になります。車通勤やテレワークの方は意識的に外に出て歩くことが対策になります。天気が良ければ15~20分のウォーキング。天気が悪ければ40~50分を目安に歩きましょう。
外に出ることがつらいのであれば、窓を開けての日光浴でもある程度の効果はありますので、日光に当たるようにしてください。